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杖道

杖道の段審査会・捕杖乱取 洋の東西を問わず、古くからいろいろな場面で利用されている杖。日常生活でも一器具として利用されることのある杖ですが、 当流派ではおおよそ3尺強の樫棒を利用して、投げ・打ち・決め・抑えなどを行っていきます。

傘はもとより、折りたたみ傘一本でも応用可能なこの武道は、護身術としても効果的なものです。

 

試合について

組杖と竹杖 杖道において現在行われている試合は、組杖という樫杖を利用した"捕杖乱取"と、竹杖という1本の竹を数本に割り、 綿の袋で覆った袋竹刀のようなものを利用した"組杖乱取"の二通りがあります。 昇段審査などにおいては、このいずれかの試合方式を受験者が選択した上で、行われます。

得物を使うと言う点で、合気道などと間合いや技のタイミングなども異なり、また得物による極め技は、 やはり他にはない、実用性を感じさせれる所でもあります。

捕杖乱取

通常は樫杖を用い、合気道の捕技乱取と同じような形式で、捕り手の構えに応じて受けが攻撃を仕掛け、 それにあわせて投げ技を繰り出していきます。得物を使うため決まったときの痛さは、 やはり他に類を見ないところもあります。

組杖乱取

防具として甲手に拳サポーターのみをつけて、竹杖を利用し、打ち・ 投げなどにより乱取形式で攻防を繰り広げます。 得物(竹杖)を持って攻撃をしあうという点で、他の競技以上に、単に投げだけのために安易に間合いを詰めることは合気道や拳法以上に危険をともない、 間合いの重要性が問われる競技の1つでもあります。

昇級・昇段について

昇級審査:
毎月あるいは指定月の月末などに実施されています。8級から始まり1級まであり、 各レベルにおいて決められた技を習得しているか否かを審査の上、昇級を決定します。

昇段審査:
千葉道場などで実施される千葉連合主催の昇段審査、および本部道場で実施される昇段審査などにおいて、 捕杖乱取あるいは組杖乱取試合により3試合を行い、その勝敗により、さらに形審査へとすすみ、その結果において、昇段が認められます。