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居合道

第29回居合道選手権大会・組抜刀試合 武田流中村派の居合道は、武田流抜刀術の流れを汲むものです。かつては武田騎馬戦の刀法として用いられていたものに、 改良研鑽を重ね、武田流抜刀術を近代武道へと発展させ、今日のような試合形式を取り入れてまいりました。

当流派の特徴である試合では、実戦さながらの迫力、そしてその優美さを競います。

 

試合について

第29回居合道選手権大会・既定形試合 居合道でも試合形式が取り入れられています。段審査などで行われる主な試合形式は、組抜刀試合ですが、他に自由形、既定形、 そして抜刀斬の各試合が、大会などで実施されております。
単なる申し合わせによる約束技だけでは、とうてい高度な技術への到達には至らないという理念により、試合を導入することで、 より実践的で、合理的な技としての技術の向上を目指しています。

組抜刀試合

お互いに、遠間に位置し、主審の合図とともに、切付および切り技の早さ・正確さを競います。抜刀試合、指定専攻型試合(2本)、抜刀試合、 納刀試合、抜刀試合、納刀試合の合計7本行い勝敗を決します。

抜刀斬刀試合

3段以上の有段者が対象となるこの試合は、居合道選手権大会や、地方での居合道大会、及び6段以上の形審査において行われています。 真剣を利用し、一刀斬り、二段斬り、三段斬りにより実際に巻き藁を斬り、その斬り角度、合図により始まる鯉口斬りから納刀までの時間などにより、 勝敗を決します。 第29回居合道選手権大会・自由形形試合

既定形試合

主に居合道大会で実施されている試合です。三人一組になり、柄掛から納刀まで、1分30秒から1分40秒までの間に、正体技一本、正中体技一本、中体又は中・本体技一本、本体技二本(歩行、疾風、 飛燕ほか)の五本行い、かつそれぞれ一回ずつの納刀を必要とします。三人の動作が揃い一体になっているか、技が力強く、高度で実戦価値がある物か、 1つ1つの技が正確に行われているか、そして全体に的も有りがあり優美さを兼ね備えているかと言った点が審査基準になります。

自由形試合

主に居合道大会で実施されている試合です。二人一組になり、合図と共に開始し、22秒から25秒の間で演武を行います。技が理にかなって高度であること、 また力強く実践的価値があること、途中2回の納刀を行うこと、切り合いの際にはしっかりコントロールし、互の刀を打ち当てないこと、 最後は突きまたは、切りにて決めること、そして技も正確で迫力に富み全体的にまとまりがあることが審査基準になります。

昇級・昇段について

昇級審査:
毎月あるいは指定月の月末などに実施されています。8級から始まり1級まであり、 各レベルにおいて決められた技を習得しているか否かを審査の上、昇級を決定します。

昇段審査:
千葉道場などで実施される千葉連合主催の昇段審査、および本部道場で実施される昇段審査などにおいて、 男女問わず、組抜刀試合を3試合行い、その勝敗により、さらに形審査へとすすみ、その結果において、昇段が認められます。